同人サークル『脳と心とオッパイ』のブログ　めくりとクリックとオッパイ

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めくりとクリックとオッパイ

漫画という媒体は読者の"ページをめくる"という能動的行為が
あって始めて成立するものなのだそうです。
読者がページをめくるのを止めたとき、その漫画は結末を迎える事なく
終わります。
読者に次々とページをめくらせるテクニックとして左ページの
最後のコマに引きや溜めを作るというものがあります。
テレビ番組における"続きはCMの後！"ってヤツと同じですね。
まぁテレビの場合はCM明けた後もたいして盛り上がらない場合が多く
視聴者を馬鹿にしてるとしか思えないのですが、よくよく考えてみると
テレビという機械は視聴者に広告を見せ付けてあらゆる欲望を刺激し
購買衝動を駆り立てる装置なのでCMを見せる為だけの演出は
至極真っ当と言えましょう。

話戻ります。
左ページの最後のコマに引きや溜めを作ることで読者はめくりたい
衝動に駆られるのです。
すなわち、見開き2ページ約12コマ毎に引き溜めを作れば
サクサク読める漫画のリズムが出来るのです。

で、僕が今取り組んでいる同人漫画は全編3DCGで絵作りをしています。
当然フルカラー。ページ数は約100ページ。
100ページフルカラーの同人誌を印刷するのは無茶です。
しかし白黒印刷では3DCGの良さがまるで無くなって
しまいます。そこでCD-Rに焼いて配布し、パソコンで見てもらうという
仕様に落ち着きました。
が、ここでまた問題が。パソコンの画面は漫画を表示するのに
適していないのです。
見開き２ページを無理なく表示するにはWUXGAクラスの高級モニタが
必須です。かと言って１ページずつ表示するとなると、めくりの
リズムが悪くなります。

一般的なパソコンモニタで見開き2ページ毎のめくり(実際にはクリック)
を実現するにはどうすればいいか。
考えあぐねて以下のような暴挙に出てみました。

ページを縦に繋げるｗ
都合上jpg画像一枚にまとめましたが、実際にはHTMLに貼り付けて
スペースバーで一段ずつスクロールする仕様です。
これが結構いい感じなんですよ。
エロシーンでは一部のコマがループアニメします。
僕なりのデジタルエロ漫画の通過点として、こんな感じになりましたが
どうですかね。

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